2011年04月27日

わらび

 石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも

 というわけで、春である。
 わらびを採りに行かなくちゃあ。
 と申しつつ、行ったのは先の日曜日のことであった。

 実はわらび採りっていうのは数年ぶりで、毎年、「さてさて」とほざいているうちにシーズンが終わってしまって情けない思いをしていた。
 今年もどうやら「もう終わるよ」という声を聞きつつ、かなり昔にたくさん採れた場所へと行ってみた。

 ああ!
 大正解。
 1時間少々の時間でたくさん採れた。

わらび

 あまり大きいのはなかったけれど、本数で勝負。
 妻にアク抜きしてもらって、煮付けてもらって楽しんだのは、翌日のこと。
 わらびは大好きなのである。
 もしゃもしゃした食感の先っぽとねっとりとした茎の歯ざわり舌ざわり。なんとも素敵。

 わらびのアクって実は驚異的な発がん物質なのだそうで、昭和天皇が那須の御用邸でわらび摘みをしている姿を報じたドイツ(だったと思う)の新聞記事に「何という野蛮で恐ろしいものを食べるのか」と書かれていたそうだ。
 でも、日本の伝統的な手法でアク抜きすると、何の問題もなくなるので、ご安心ということです。

 先人の知恵って偉いものだと思う。
 それにしても酒の肴にうまい、うまい。嬉しい。


タグ :わらび

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