2014年11月13日

海老餅

 もう今年の暮の餅つきの心配をしはじめてもいいころなんだろうが、我が家は餅つきなどしないので関係ない。
 ……と、いきなり阿呆なことから書きはじめたのには訳がある。
 我が家の冷凍庫にはまだ去年の餅が眠っているのだ。それも馬鹿にはできない量が。
 こいつを片付けないと今年の暮れの餅つきの心配どころではない。

 そういう次第で、ある夜、小腹ふさぎにちょうどよかろうというので、妻に冷凍庫から餅を出してもらったら、普通の餅はなくて、赤い海老餅とあん餅があるのみだった。
 あん餅も好きだが、ちょっとそういう気分でなかったので、海老餅をオーブントースターで焼いた。

海老餅

 軽く焼いてプシュッとなったあたりのを取り出して、ちょいと醤油を付けて食べると、海老の香りと醤油の香りの二重奏が楽しめて私は大好物である。

 それにしても、餅及び、あん餅は一般的に丸く整形するのが普通なのに、なぜ、それ以外の海老入りとか海苔入りとか黒豆餅とかは、のした状態のを包丁で切りそろえてしまうのだろう? 何か民俗学的な意味・意義があるのだろうか、ないのだろうか、丸餅の形には色々と宗教民俗状の理由があるらしいが、この際はどうでもいいか。
 私は、海老餅は好物であるが、海苔入りはちょいと苦手だ。ちなみに黒豆の入った奴は好きである。

 「うまい、うまい」と海老餅を何度か焼いてもらって何度も食って、冷凍庫の海老餅在庫処分ができたのはよかったのだが、さすがに1年近く冷凍庫に眠っていた海老餅は、いくらラップでつつんでジップロックしてあっても、冷凍臭とでもいうのか、餅が本来持っていない匂いが感じられて、「早く来い来い、今年の海老餅」との気持ちが大きくなるばかりなのであった。

 あとはまだ結構な個数が残っているらしいあん餅の在庫をいかに片付けるか、それを頑張らねばならないというのが、急に寒さがつのってきた昨今の我が課題なのであった。
 ともかくも、海老餅様、ごちそうさまでした


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