腹 減った

　ずっと気になっていたお店に今日ようやく行けた。
　高松市兵庫町の【ダントツラーメン】。

　兵庫町あたりなんて行く機会がないから、わざわざ行かねばならない。けれどもクルマで行くと有料駐車場に停めるしかない。ラーメン食うのに駐車料金なんて払いたくない。よって、なかなか行かない……こういう４段論法によって、今日の今日まで行かずに我慢していたのであった。

　二郎という有名ラーメン店のことは、名前とその得意なメニュー体系（注文方法）はマスコミ情報で知っていた。
　その二郎のスタイルをリスペクトだか、インスパイアだとか、あれやこれやのラーメン精神の発動により生まれたのが【ダントツラーメン】らしい。
　とまあ、その辺のことはネット情報の受け売りでしかないが。

　野菜マシだのマシマシだのチョイマシだの、カラメだの脂だの何だかんだと、素人さんには七面倒くさそうなシステムだと思っていたが、いざ、参るとそんなことはない。
　店舗入ってすぐの販売機で食券を購入して、あいた席に座り、注文を訊きに来てくれたら、マシだの何だのを応えるだけだ。
　ニンニクだけは「入れますか」と最初から尋ねてくれる。

　ラーメン５５０円を購入。
　ニンニクは入れて、野菜はチョイマシでお願いした。



　斜め上からの撮影なので野菜の山のものすごさがあまり見て取れないが、横から見ると、ちょいとびっくりするほどのしろもの。前もって、どんなものかをネット画像で知っていたから、びっくりの程度は我が脳内においては相殺されてしまっていたけど。
　これで野菜はチョイマシなのだ。
　ほとんどがモヤシ、ちびっとキャベツ。
　モヤシは大好物なので、とっても素敵！
　ただし最初のうちは麺になかなかたどり着けない。モヤシの奥から引っ張り出すしかない。
　スープは濃厚。ま、この野菜の量なら、スープにある程度の濃さがないと薄味になりすぎてしまうだろう。
　【高松家】のスープとどこか似通うところがあると私は感じたが、反論はあってしかりだろうな。
　ニンニクの香と風味がいい感じ。

　ともかくモヤシの山と格闘した。
　食っても食ってもなかなか減らないのだ、これがまた。
　何とか食い終えたが、一宮さんのうどんを腹に入れて１時間たってないから、満腹直前となり、悲しいかなスープは飲み干せなかった。

　ともかくも、げっぷの出るほど、ごちそうさまにございました。
　今、この文章を書きつつ思い出すと、また食べたくなってきた。
　あれは病みつきになる味だ。