2015年10月14日

きぬかつぎ

 我が小さな菜園でとれた里芋

 初夏に種芋を植えたのを、ろくに世話もせずに雑草まみれの状態にしていたものだから、他所で見る里芋の葉茎の茂りようと比べると悲しいくらいの状態だったのに、掘ってみると小さな芋がいくつも誕生し成長していた。
 植物の力の偉大さを感じさせられた一幕。

 その偉大さにこたえるために、さっそく茹でて塩振って、酒のアテに。

きぬかつぎ

 きぬかつぎというのは、今まで里芋の種類の名前だと思っていたのだが、小芋の食べ方をいうのらしい。

 茹でたてを皮の付いたまま手に取り、つっと指でつまむと、つるっと中身が出てくる。それを吸い込むがごとく口中へとご招待して、そのねっとりとした触感と新鮮な里芋のほのかな風味を味わう。
 そして、酒を飲む。この幸せ。

 味付けは今さら言うまでもないが、塩少々を皮にまぶすだけに限る。


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この記事へのコメント
通だねぇ〜里芋を塩だけで頂くとは(;^_^A お酒は、ほどほどに
Posted by 麺すすり at 2015年10月14日 19:52
堀りたてですから、味付けは軽くということで。
味噌汁に入れても最高ですけど。
お酒の件、肝に銘じておきます。
Posted by MU-UMU-U at 2015年10月15日 18:24
「きぬかつぎ」は今は料理法の名前だとなっていますが50年ほど前には
特別な芋があったと思います。芋の先端部(芽の出る部分)に白い糸が絡んだような帯が円形にある子芋状態の里芋でした。子芋状態で食べる種類の品種だったのだろうと思っています。多分生産性が無く自然に栽培されなくなって消滅したのではないかと考えています。

石川芋、(里芋の子芋)里子、(八つ頭の子芋)八つ子などで現在作られている
「キヌカツギ」は居酒屋が生み出した代用キヌカツギですよ。
Posted by oh!jisama at 2015年12月06日 22:37
 
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きぬかつぎ
    コメント(3)