2015年08月21日
バゲット&チーズ
『パリの空の下 セーヌは流れる』なんて映画があったっけか(観てないけど)。題名を聞いただけでもロマンチック。
こちとら、高松市民としては、「高松の空の下 御坊川は流れる」てなものか。いや、御坊川よりも香東川がいいか、日頃見慣れている、春日川か新川にすべきか……ま、どうでもいいですね、御坊川にしておこう。 「ごぼがわ」という通称(?)が語呂がよろしいし。
というような話はどうでもよくって、昔、読んだ本の中で筆者が貧乏なパリ留学生の頃に「金がないから、食と言えばバゲットとチーズ、それからワインだけの日々だった」という叙述に、御坊川の流れる高松の空の下の私は「何とうらやましい生活だ」とため息をついたのを思い出した。
何てたって、空の下御坊川の流れる高松の貧乏人の私は、かつても今も、「金がないから、食と言えばうどんと天ぷらと稲荷寿司だけの日々」なのであった。
いや、うどんも天ぷらも稲荷も好きだし、美味さ抜群だし、毎日食べて飽きないし、高松の空の下の食文化に文句を言う筋合いではないのだが、炭水化物と油脂と若干の野菜とで一食が完結してしまう世界からすると、」何とロマンチックであることかよ」とうらやましく思えただけである。
それに、うどん屋にワインはないし、もしも万が一あったとしても、昼間からいただくわけにもいくまいて。
そういうわけで、休日など、お気に入りのパン屋さんで焼き立ての時間を見計らってバゲットを贖い、それから行きつけのスーパーで安物だけど輸入物のカマンベールチーズを仲間に加えて、酒だけは、時おり安ワイン、主に焼酎という組み合わせで憂さを晴らしている。

バゲットの画像なんてUPすると、今話題のあの騒動を思い出して「ウフフ」なんだけど、パン屋さんによって買った時に「スライスしましょうか?」なんて聞いてくださるお店があって、それはそれで親切からなんだけど、「そうすると丸かじりする楽しみがなくなりますからいいです」と私は、そのままで買って帰る。
その固くてパリパリの表面にかぶりつき、もっちりと互いに離れ離れになることに抵抗する内部の強靭さに「こなくそ!」と思いつつ、引きちぎって咀嚼することこそが私にとっては口福のひと時なのであった。
ちなみにパリジャンと呼ばれる、でかいのを一食で食っちまいます、ワタクシ。
で、チーズ。

上で書いたように安物だけども輸入物。安物だとフランス産はあまり見なくてベルギー産とかが多いみたい。
でも、同程度の値段の国産物のカマンベールチーズと比べると、あちらさんのものは風味が違う。国産のは、私の好みではない。これは好き嫌いの問題だから、特にこれ以上、あれこれ言うつもりはないけれども、この手のしろものはあっちの方に数百年分の長があると私は思う。
さすがにチーズは端からペティナイフで切り取りながら食べる。
バゲットを食いちぎってもしゃもしゃしている口中に、切り取ったチーズをさらに放り込み、かつ、咀嚼し、それをワイン(焼酎)で胃袋に流し込む。この幸せ。
「高松の空の下 御坊川が流れる」風情の私にとっても、日々のうどんと同じく、「毎日これでもいいぞぅ」だなんてほろ酔い加減で思うこともあるが、毎日毎食これをやってたら、多分、体壊すわなあ。そもそも食のたんびにワインを飲むなんてできるはずもなし(笑。
こちとら、高松市民としては、「高松の空の下 御坊川は流れる」てなものか。いや、御坊川よりも香東川がいいか、日頃見慣れている、春日川か新川にすべきか……ま、どうでもいいですね、御坊川にしておこう。 「ごぼがわ」という通称(?)が語呂がよろしいし。
というような話はどうでもよくって、昔、読んだ本の中で筆者が貧乏なパリ留学生の頃に「金がないから、食と言えばバゲットとチーズ、それからワインだけの日々だった」という叙述に、御坊川の流れる高松の空の下の私は「何とうらやましい生活だ」とため息をついたのを思い出した。
何てたって、空の下御坊川の流れる高松の貧乏人の私は、かつても今も、「金がないから、食と言えばうどんと天ぷらと稲荷寿司だけの日々」なのであった。
いや、うどんも天ぷらも稲荷も好きだし、美味さ抜群だし、毎日食べて飽きないし、高松の空の下の食文化に文句を言う筋合いではないのだが、炭水化物と油脂と若干の野菜とで一食が完結してしまう世界からすると、」何とロマンチックであることかよ」とうらやましく思えただけである。
それに、うどん屋にワインはないし、もしも万が一あったとしても、昼間からいただくわけにもいくまいて。
そういうわけで、休日など、お気に入りのパン屋さんで焼き立ての時間を見計らってバゲットを贖い、それから行きつけのスーパーで安物だけど輸入物のカマンベールチーズを仲間に加えて、酒だけは、時おり安ワイン、主に焼酎という組み合わせで憂さを晴らしている。

バゲットの画像なんてUPすると、今話題のあの騒動を思い出して「ウフフ」なんだけど、パン屋さんによって買った時に「スライスしましょうか?」なんて聞いてくださるお店があって、それはそれで親切からなんだけど、「そうすると丸かじりする楽しみがなくなりますからいいです」と私は、そのままで買って帰る。
その固くてパリパリの表面にかぶりつき、もっちりと互いに離れ離れになることに抵抗する内部の強靭さに「こなくそ!」と思いつつ、引きちぎって咀嚼することこそが私にとっては口福のひと時なのであった。
ちなみにパリジャンと呼ばれる、でかいのを一食で食っちまいます、ワタクシ。
で、チーズ。

上で書いたように安物だけども輸入物。安物だとフランス産はあまり見なくてベルギー産とかが多いみたい。
でも、同程度の値段の国産物のカマンベールチーズと比べると、あちらさんのものは風味が違う。国産のは、私の好みではない。これは好き嫌いの問題だから、特にこれ以上、あれこれ言うつもりはないけれども、この手のしろものはあっちの方に数百年分の長があると私は思う。
さすがにチーズは端からペティナイフで切り取りながら食べる。
バゲットを食いちぎってもしゃもしゃしている口中に、切り取ったチーズをさらに放り込み、かつ、咀嚼し、それをワイン(焼酎)で胃袋に流し込む。この幸せ。
「高松の空の下 御坊川が流れる」風情の私にとっても、日々のうどんと同じく、「毎日これでもいいぞぅ」だなんてほろ酔い加減で思うこともあるが、毎日毎食これをやってたら、多分、体壊すわなあ。そもそも食のたんびにワインを飲むなんてできるはずもなし(笑。
Posted by MU-U at 20:41│Comments(0)
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