腹 減った

　基本的に私は朝食をとらない。そのことは前にも書いたか。
　「朝こそ充実した食事をとるべきだ」とか言われたことが幾度もあるが、それにさからって朝飯食わずにウン十年、もう慣れた。
　人間を含めて動物の肉体と言うのは飢餓状態を第一義において諸方面が構成されておるので、朝の食事を抜いたくらいは「気が立って」何かとよろしいのである。

　人は、私のこういう論理をして「屁理屈」というんだけど（笑。

　そういう雑音はともかく、仕事が忙しくてどうしようもないときなど朝食とらない我がデフォルトに加えて、昼食すらとれないときがある。
　こうなると、午後のいい加減な時間になると、さすがに目が回ってきて……。

　恒常的な血糖値の操作は、すでに飢餓状態に慣れていない人間の臓器には難しいようである。
　まあ、野生動物、特に肉食動物は飢餓に耐える気力が大であるといったって、獲物を狩るとき以外は空腹をかかえてごろごろ寝ているばかりなりなんだから、我がいいのか、彼がいいのか、よくわからぬ。
　よくわからぬことというのは、正直な話、どっちでもいいのである。
　議論の無駄。


　そういうわけで今朝も朝飯抜きで業務についた私は、自分勝手に口実をつけて、、【さか枝　春日店】へと出向いてしまった。
　朝の終り、昼のはじまりごろの時間帯、午前１０～１１時ごろに何か、胃袋にいれておくと、その後の体調がいいのである。ただし、その分、昼食を遅くしないといけなくなるが、その辺のスケジュールは適当にごまかす。

　かけうどん（小）１９０円にゴボウの天ぷら１００円。



　いつものように麺は温めない。
　薬味はご覧の通り。

　うどんと天ぷらだと、炭水化物と油脂分ばかりなりになるので、せめて天ぷらを野菜のものにしたが、たいして摂取栄養素の変化はあるまいて。
　うどん屋で栄養バランス（必須アミノ酸だのビタミンだの脂肪酸だの）を考えるのは意味がない。うどんは食欲をごまかすための食いもんだ……だなんて言うと、諸方面より叱られるだろうなあ。

　高校の学食で、うどん（今で言う「かけうどん」）を昼飯に２杯ずつ食って（大がなかったから）、勉学に励み、かつ肉体を大きくした私にとって、うどんは今でも胃袋の友なのではあるけれど。

　ごちそうさまでした。