腹 減った

　私にとって巨大な銀行である。



　ただ一般的な銀行と違うところは、預けることばかりが多くして、幸いにして出金ができたとしてもマイナスの金利がついているという、とっても素敵で楽しい銀行である（いうまでもなく逆説として語ってます）。
　ただでさえ、そういうシステムだというのに、IPATというネットで入金出金ができてしまう口座まで作ってしまって、土日が仕事でも大丈夫という悲しい情況を作ってしまったのは、もちろん、他でもない私自身だ。

　だけど、たまにはよろしきこともある。
　以下は、私が馬券は基本的に複勝でたまに単勝も買うということを前提に読んで下さい。


　京都のメインレース、京都記念。
　こまかいことは抜きにして、京都のコースはマンハッタンカフェ産駒に駆け抜けてほしいというのに加えて、去年の天皇賞（春）の記憶いまだ残るヒルノダムールに「いったらんかい！」の一発。
　３着。
　ごちそうさまでした。
　それよりも武豊騎手の重賞勝利がちょいと嬉しかったりする、今年の京都記念であった。


　それから東京のメインは、共同通信杯。
　ディープインパクト産駒の、その名もディープブリランテが圧倒的な１番人気で、私も「これは、こいつが勝つだろう」と思っていた。
　あまりの人気に、単勝も複勝も買っても面白くないオッズだから、ケンしようかと思ってた。
　それがしかし、２番人気のゴールドシップが、父親がステイゴールド、母父メジロマックイーンという、あの昨年の３歳年度代表馬オルフェーブルと血統的な配置がおんなじだというのを知って、「これは、もしや」というので、単複買った。
　みごとに１着。
　ごちそうさまでした。

　ま、私が馬券に饒舌になるのは、今日みたいによろしかった日か、とんでもない負けの日か、どっちかなので、今日はいい方で饒舌になれてよかった。
　こういう日がずっと続けばなあ……。