2014年11月10日

鰻のひつまぶし

 どっちかといえばBグル方面に偏っていること濃厚なる我がブログであるが、もちろんA級を食うことは時折りあるし、記事にしたこともある。
 某月某日、愛知県方面へ出張した。そしたら取引先の方がご馳走してくださいました。

 名物の鰻のひつまぶし

鰻のひつまぶし

 生まれてはじめて食べた。
 どういうものかは知っていて鰻好きの私は憧れていた。それが頂けた幸せを何としよう。当ブログに掲載するのももったいないような気がして(あしたさぬき様、すみません)、撮影画像を一人で眺めて楽しんでいた。うーん、暗い情念かも……、あはは。
 そりゃ、おいといてと。

 一見、普通の鰻丼風なのだけれども、その食べ方楽しみ方にひつまぶしならではの特色がある。
 「はじめて食べるんです」と申し出るとお店の方が説明してくれる。

 まず鰻丼状のソレを4当分する。そして、それを4回に分けてご飯茶碗によそって楽しむ。
  1杯目は、そのままで頂く。
  2杯目は、薬味(画面左、ご飯茶碗の上方のネギと海苔など)を乗っけて頂く。
  3杯目は、薬味の皿の向こうに見える赤い容器のダシを注いで、お茶漬け上にして楽しむ。ワサビを使うとアクセントが付いていい感じ。
  4杯目は、一番気に入った食べ方で食べる。私は普通のそのままで頂いた。
 これは楽しい!これは美味い!

 鰻の焼き加減は江戸風でもなく関西風でもない。
 高松の御坊川あたりに何軒かある鰻屋さんと比べるなら、皮がぱりっと感じられるほどの焼きの強さ。でも身肉部分では、その焼きの強さはいくぶん抑えられていて、最初と最後に頂いた食べ方でも十分に鰻丼として楽しめる。
 嗚呼、「名物に旨いものはなし」なんて大嘘だ。私は名古屋を尊敬する。

 画像右上にちらっと写っているのは、鰻の洗い。これもはじめての経験。
 それがまた鰻と教えてもらえないとわからないほどのさっぱりとした仕上がりで酢味噌で食べると、メインのタレ焼きの鰻の合間のいい箸休めとなる。

 口福というものを味あわせていただきました。
 ごちそうさまにございました


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