2011年09月23日

たにもと しっぽく

 今シーズン、初しっぽくうどんである。
 と申しても、このお店では年中しっぽくうどんが食べられるらしい。
 真夏にしっぽくうどんを注文したこともないし、かつ、お店の人に確認してもいないので、「らしい」が語尾に付くのはご理解いただきたい。

 高松市国分寺町の【谷本うどん】へ行った。
 諸方面の記述に従い【谷本うどん】と表記したが、登記上の正式な店名は知らん(無責任)。
 私にとっては、漢字の谷本よりも、お店の看板の記載通りにひらかなで【たにもと】と書くのが親しく思えるのだが、世の通例に従うがかしらん。
 「ネット界の通例は世間の特例」という、「日本の常識は世界の非常識」みたいな格言もあるのだが、こりゃ諧謔に過ぎるので……まあ、いいか。

 ともかくも【谷本うどん】さんである。
 ひなびた場所のひなびた風情がなんとも大好きなお店だ。
 冒頭に書いた通り、しっぽくうどんを注文した。小で270円

たにもと しっぽく

 しっぽくとしての具材は、お決まりの鶏肉にニンジン、ダイコン、そして、竹輪に長天。
 肉は口にするほどにほろほろとこぼれるがごとく、野菜は舌先でつぶれるほどに柔らかく煮込まれている。竹輪と長天は、いくら煮込もうと、まあ、竹輪と長天である(笑。
 さほどに雑多ではない。そうして、一部の店にあるように具材が丼に盛り上がるなんてこともない。
 そうして、しっぽくうどんとしては、めずらしく透き通ったダシ。
 だが、味は濃厚な旨味に満ちている。それを飲み干す時ののどが感じる至高の喜び。

 我が家で食べるしっぽくと別次元にある。そして、おいしい。
 そういうものです。
 ごちそうさまでした



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