腹 減った

　鶏の唐揚げ定食というのは、たま～に食いたくなってたまらないものである。
　どれくらいの「たま～に」かというと、ケンタッキーフライドチキンは年に１度くらいでいいのに対して、唐揚げ定食は「まあ、年に２回くらいかしらん」というほどの「たま～に」である。

　突如として話がわき道にそれるけど、ケンタッキーといえば、私は胸肉の部分が好きだ。
　あばら骨がたんまり埋まっていて食べにくくはあるけれど、あそこの部位はぱりぱりとした皮の歯ざわりと味わいがなんともたまらない。
　脚は関節の筋とゼラチン質が邪魔なので、なくっていい。胸だけでいい。
　まあ、年に１度くらいでいいんですけど（笑。


　さあてと、モダンチョキチョキーズの名曲に「自転車に乗って」というのがあったけれど、それとはまったく関係なく、ちょいと私は「自動車に乗って」出張の旅路を経験して、そうして帰ってきた。
　瀬戸内海を橋で渡って本土の高速道路を思いっきり走って回った。
　ああ、疲れた。


　某SAでようやく食えた唐揚げ定食、７００円。



　注文して、ほぼ間もなく出来上がってきたから、多分、冷凍モノだろうな。
　それでも味は悪くなかったし、ご飯もよろしく、付け合せのワカメの茎の佃煮と何やらかりこりと固いダイコンの漬物の薄切りも油っぽい唐揚げから舌と胃を救ってくれる。
　味噌汁は器そのものが小さくて、ちょっと悲しい。
　ああ、そうだ、食べているうちに揚げ油の酸化臭がちょびっと鼻についたのが、一番の減点要素かな。
　でも全体としては悪くなかったよ。

　定食の全体像を撮影画像で表現しようとせずに、唐揚げだけをメインの絵柄にすれば、もっとPCのモニター内で映えたはずだと少しく思ったり。