2012年10月03日

雲間の月を

 満月は過ぎたのか、だが、昨日の月もド近眼の私にはまあるく見えた。

 何か思うところがあって……とか、他人ごとみたいに書くのも間抜けた話ではあるけれど、ふと思い立って夜更け近くにふらふらと外に出た。

 月は東の空の上空に美しく、雲に隠れたり姿を現してかがやいたり。
 暗闇をデジカメで撮すのはむずかしい。
 中天に点光源となった月を画像にしとめるのは、もっと難しい。
 何枚も撮影して、手ブレもかろうじて抑えられて、どうにかまともな画像は、雲の中の月だった。

雲間の月を

 夏の間には気にもとめなかったが秋の訪れとともに妙に慕わしく思えてくるのは、なぜだ?
 秋とともに澄んでくる大気が月明かりを際立たせるゆえにか。
 それとも、秋を迎えつつあるメランコリアなる気分が月に気を向かわせるのか。

 いずれにしても秋のはじまりは夜が美しい。
 そうして夜が暗いほどに月の明るさがいじらしく、そして悲しいくらいに輝いて見える。

 秋の月に乾杯


タグ :

同じカテゴリー(&ILH)の記事画像
KING CRIMSON
年の瀬ですねえ
茜色
ATOK 2012
飛行機雲
氷
同じカテゴリー(&ILH)の記事
 KING CRIMSON (2015-11-19 19:46)
 年の瀬ですねえ (2012-12-27 19:13)
 茜色 (2012-10-24 20:00)
 ATOK 2012 (2012-09-19 20:21)
 飛行機雲 (2012-09-08 09:15)
  (2012-02-10 08:20)

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
雲間の月を
    コメント(0)