2011年02月01日

コンビーフ

 「コンビーフ」といえば、ワタクシ世代が思い出すのはテレビドラマ『傷だらけの天使』のオープニングで、ショーケンが喰らいついていたあのシーンである。もっとも、あの場合は、「トマトと牛乳もセットにせねばならんし」とか言いはじめると切りがないのでよしとこう。
 あるいはまた、コンビーフとマヨネーズを適宜混ぜ合わせると、小学校の給食で大好物であった代物に変化する。コッペパンにはさんで食べると最高だった。そうそうこのメニューの日のコッペパンは、はさみやすいように切れ目が入れてあったっけ……とかとか、語りはじめると切りがないので、このへんにしておこう。

 ともかくコンビーフである。
 コンビーフであるのだが、缶の記載を見れば、さにあらず「ニューコンミート」とある。

コンビーフ

 ニューというのは昔から、馬肉や兎肉を原材料に混入させた純粋なるビーフ素材でない場合には、必ず付記されていた名句であるのだが、最近は、ニューを付記しても「ビーフ」を名乗れず、「ミート」と書かねばならぬらしい。
 世の中、面倒になったものだ……というより、それが本来に戻ったというべきか。

コンビーフ

 くきくきと昔ながらの金具を使って缶を開ければ、やっぱり昔と変わらぬコンビーフではある。

 いにしえのショーケンを真似して缶を手に持ち、そのまま、かぶりついた。
 酒の肴だ。
 うまい!

 しかしながら、この光景。白く見ゆるは獣脂の固化したものである。
 このこってりねっとりべっとりを味わうのも、楽しみだ。
 こういうものを食べるときに、「体にどうだこうだ」などと考えてはいけない。



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