2011年09月24日

『コクリコ坂から』

 また昨日の話。

『コクリコ坂から』

 封切り後、ずいぶんたってからようやっとスタジオジブリ作品『コクリコ坂から』を観た。

 ジブリアニメの最高峰は『天空の城ラピュタ』だと信じてやまぬ私は、ジブリの作品でも、こういう叙情性に満ちた現代ドラマ風のものはまったくもって苦手であった。
 だから観ずにおこうと思っていたのだが、早くに観た家人(前売券を私が買ったのだ)が「よかったよぉ」というものだから、気になっちゃったし、ワーナー・マイカルのポイントカードが1枚満点で1回無料で見られるものだから、長らくの逡巡のあと、昨日、綾川のワーナー・マイカルへ訪れたのであった。

 結論。
 うーん、何かが解決した、何かが大団円を迎えた……そういう爽快感が少しも感じられないエンディングであった。
 「食い足らない」という表現があるが、まさしく我が心が抱いたのは、そういう気分だった。

 帰宅して「よかったよぉ」の家人に「何だかなぁ~」って感想を伝えると、「そうなのよね~」という返事がもどってきた。
 じゃあ、君、あの「よかったよぉ」は何だったのだ?

 父親(宮崎駿)の影響下にありつつ、そこから抜け出てはばたき飛ぼうとする息子(宮崎吾朗)の試行錯誤と苦悩が見て取れる……と言えば、良きにとりすぎか。
 次を待とう(笑。



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