2012年01月19日

うるう年は逆打ちで

 先日訪れて記事にもした讃岐の国、国分寺さんに、こんなポスターが掲げられていた。

うるう年は逆打ちで

 「四国へんろ 閏年は 逆打ちで、」とあって、それが実に、私的にはウフフな存在。

 なるほど、今年はうるう年だ。ロンドンオリンピックだって今年開催だ。
 いやしかし、4年に1度、1年が366日なるという暦法は、グレゴリオ暦というか西洋暦というか、細かいことはよく知り申さんのでありやすが、日本で使われはじめたのは明治になってからではないか。
 それ以前は、月の満ち欠けに従った太陰暦が使われていて、1年の中にうるう月というのは珍しくなかったけれど、この2月が29日まであるという、うるう年はなかったはずだ。
 要するに、うるう年というのは近代の産物なのである。

 その日本においてはいまだ100年と少々しかない「うるう年」と、信仰と理屈の上では千数百年の歴史を誇る我らがお大師さんお四国遍路と何の関係があるのだろうか。
 うるう年に逆打ちで巡るとご利益が、ただでさえ逆打ちは3倍あるというのに、それ以上のものがあるとかないとか、何かで読んだ記憶があるし、かつ、このポスターである。
 よくわからん。

 まあしばし中断している我が生涯2度目の四国遍路行を復活させる口実にはいいかもしれないな。
 と煮え切らない態度で結論して、そして、結語はもちろん「南無大師遍照金剛」。



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