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Posted by あしたさぬき.JP at

2015年10月24日

納豆なるもの

 言うまでもないことだが、香川は納豆文化圏とは縁がまったくない。高松市が納豆文化圏の極地たる水戸市と姉妹都市であろうと、そんなんかんけいない。したがって、納豆なるものの存在は知っていたけれど、実物を見たことも食べたこともない。
 そいいうシチュエーションに育った私が納豆の蔓延する世界にあれこれの事情で住まいしたのは、もうウン十年前になる。でも、特にお近づきにはなりたくなく、ある時に一期一会の宿の朝飯に納豆が供されていたのを見て、「朝っぱらから腐った豆が食えるか」とうっかり発言してしまい、周囲から大いなるひんしゅくをかったことも懐かしくも恥ずかしい思い出だ。



 納豆パックの容器を開けただけのお姿。
 これだけを見て食べる勇気を奮い立たせるには相当の努力を有するのではないかと、今でも思う。
 どう見たって「腐っている」か「かびている」としか、見えないんじゃないかと。
 こやつをかき混ぜてからタレと辛子を加えると、特に美味しいとは思えないながら、なぜだか、慕わしい味わいに変わるから不思議だ。

 話はそれるが、発酵と腐敗とは本来的に同じものであって、人の役に立つか、そうじゃないかで区別されるんだと、大学時代の科学の講義で習った。……ということは、納豆を腐った豆と断じても間違いではあるまいと、またしても、言い訳を繰り返す。

 学生時代、大学近くの学生相手の食堂で一番安い定食メニューが「納豆定食」だった。値段は記憶にないけれど。
 今でも牛丼チェーンの【吉野家】さんの朝メニューで、納豆定食ってあったけか。懐かしさを感じさせるが、いまだ食したことはない。  


Posted by MU-U at 17:56Comments(2)酒肴

2015年10月23日

カツオのたたき

 何年か前に本場高知で塩たたきをいただいたことがある。
 いかなる流れによるものか、当時はそれが世に流行してて、「名物の塩たたきです」みたいな感じで供されて食べたのだけれども、食べてみたれば、「やっぱり普段食べなれたポン酢系が美味い」との感想を抱いただけにて終わった。
 そしたら、「大きな声では言えませんけど、塩たたきよりポン酢を使った普通のが美味しいと私も思います」と地元の方がおっしゃって、納得すると同時に、「じゃあ、何で塩たたきがもてはやされているのか?」と新たなる疑問が沸き上がってきた私であった。

 うどん県人にして、「釜玉なんて食べたこともないし、それに食いたいとも思いませんわ」とうそぶいている私の状況と似たようなものか。
 食いもん事情は個々人の味覚というか好みがあるから、これくらいでやめておくべきですか。
 食べる人間が美味しくいただけりゃ、それだけで十分。

 昨夜の夕食。
 我が好物の、その普通のカツオのたたきが食卓に登場。
 初ガツオがどうたらこうたら、下りガツオがあれやこれやなんてのは、私はほとんど興味ないし、加えて、冷凍技術の発展した昨今、カツオの獲れない瀬戸内海沿岸住民にとっては、カツオであるだけで嬉しい。



 この前にUPした画像とほとんど変わらない絵柄。
 これが我が家のカツオのたたきなんだから、同じになって当たり前か。

 ただ、前回と違って、薬味の玉ねぎにピントが合ってて、カツオの本体がぼやけているのが、悲しい(笑。
  


Posted by MU-U at 17:19Comments(4)海鮮

2015年10月22日

じゃこ天

 何度も似たようなシチュエーションを書いているとは思うけれども、仕事から帰ると、「とりあえず」でお酒を飲む。基本的に麦焼酎の水割りかお湯割り(今はまだ水割り)。
 少しく前まではアルコールオンリーでつまみも何も取らずに、がぶがぶやってたんだけれども、近頃は、何となくの気分でちょこっとしたものをつまむようになった。
 「私も酒の身として成熟の極みに至ったのであろうか?」なんてことは、ありえぬか。
 何かをつまみながら飲む習慣が身に付くと、何もないと口さびしくなってしまって……。
 よく書いているように味噌なめているだけでもいいんです!はい!

 我が家で酒をたしなむのは私だけだから、冷蔵庫の扉を開いても酒飲み用のあれこれなんて皆無状態で、それが淋しくて味噌なんかなめる癖が付いてしまうと、自分でも買い、あるいは作りで、さらにはその私を哀れに思ってくださったのか、妻が買い置きしてくれたりで、酒の肴に使用可能な代物が増えてくる。



 愛媛は八幡浜名物のじゃこ天
 香川の天ぷら(いわゆる、長天)とは違って小ぶりなのがいい。夕食前の酒の肴に似合う。

 じゃこが原料だから、歯触りがじゃりじゃりした感なきにしもあらずで、それが、アサリの味噌汁なんかを頂いていて砂をじゃりっと噛む感触を思い起せたせいもあり、かつてはあまり好きじゃなかったのだけれども、慣れると美味い。
 じゃこの濃厚な味わいが凝縮したような感じ。
 これは「よろし」。

 袋から出したのをそのまま丸かじり。
 フライパンに軽く油を引いてじんわりと炒めるとご飯のお菜にもいい。それは、香川の天ぷらでも竹輪でも、あるいはまた、魚肉ソーセージやウインナーでも楽しいのと一緒。
 こういう低廉の肴で飲みて酔うというのも幸せではある。

追記)今、画像を見たら賞味期限(消費期限? どっちでしょう)を過ぎてたじゃないの(笑。これくらいは大丈夫っしょ。
  


Posted by MU-U at 19:12Comments(2)酒肴

2015年10月21日

冷奴

 そろそろ温かい肴が恋しくなって参りました、この季節。
 なのに何を思ったか、冷奴を作ってみた。ま、作る言っても面倒くさくないし、その上、豆腐は好きだし安価だし、さらには、薬味の組み合わせて色々楽しめるからなんだけど。

 冷奴の豆腐は木綿に限る(特に安い豆腐の場合)。
 絹ごしだと箸でつかむと「ありゃりゃ」って事態に陥る(どういう事態かは実験してみてください)。
 ちなみに私は手先指先が器用で、したがって、箸使いの腕前も上の部類だと自負しております。ま、こんなことはどうでもいいけど



 今回の薬味は、削り節をわさっと乗せて冷凍保存のネギ少々。そこへ、ショウガを多い目に。
 味付けは醤油だけ。

 これがけっこうはまる。
 ただもう秋深まりゆく中、冷奴を肴に静かに飲む夜もこれくらいで最後かと。
 もう少し寒くなると、煮奴をやる。  


Posted by MU-U at 19:32Comments(2)酒肴

2015年10月20日

黒豆 枝豆

 この季節に嬉しいものは、我が菜園で収穫する黒豆の枝豆だ。
 大豆のそれより大粒で、かつ、甘みというか味わいというか、次元が違う美味さ(大げさか)。ともかく美味くて美味くてたまらない。
 それが菜園で鈴なりになっているのである。このありがたさ。

 ある年、ふと思い立って、種苗店で購入した丹波系の豆を最初に蒔いて収穫を楽しみ(枝豆以外に正月の黒豆があるでしょ)、翌年以降は、前年収穫物の残りを種豆として利用し「播種・栽培・収穫・食う」のサイクルを繰り返して、もう何年になるだろう。
 数株を育てれば、枝豆黒豆も十二分に楽しめる。一株のでかさと収穫量は大豆の比ではない。

 その枝豆部門の収穫が最盛期を迎えた。
 暮正月の用途のための量を考えながら、でも、今の楽しみ捨てがたく、いい具合に実の太った奴をぽちぽちとちぎって茹でていただく。



 黒豆の未熟なものだから、色合いがちょいとばかり中途半端で美しくないのはご愛敬。
 これから黒くなり続けて固くなって枝豆利用不可となり、最後の収穫期を迎える。おせち料理が楽しみだ。

 これを食べつけると大豆の枝豆が「何それ?」状態になってしまうのが、少しばかりの難点か。
  


Posted by MU-U at 19:02Comments(0)酒肴

2015年10月19日

ネバネバの日々

 仕事から帰宅すると、「とりあえず一杯」ということになる。
 主に焼酎の水割りになる。麦焼酎を水道水で割るだけ。これがほとんど毎日続く。
 真冬になると、お湯割りだけど。

 以前は、つまみなどなしで、アルコールばかり腹中に充てんさせることしか考えてなかったけど(〇〇中か)、最近は、この場所で書きたくっているように、軽く何かをお相手に飲むようになってしまった。
 特に体のことをおもんばかってが理由じゃない。ただ何となく。
 私の酒飲みとしての最盛期が終わり、すでにして、円熟期が近づいているのかもしれないとか、うそぶいてみる(笑。

 今宵は、おなじみ納豆



 相変わらずのネバネバのぶくぶく状態な画像なのは少し恥ずかしくはあるが、好きなんだから仕方ない。
 それに安価だし、パックを開いてタレと辛子を投入後にまぜまぜするだけの簡便なのがいい。
 ホントはタレなどを入れる前に十二分にかき混ぜなくては納豆本来の「良さ」は出てこないなんていう「美味しんぼ的」なお話をあちらこちらで読んだり見たりするけれども、先に入れたらかき混ぜる手間は一回で済む。混ぜてから入れて、さらにかき混ぜるでは、かき混ぜるが二度手間になっちまうもん。

 と、ごたごたとつぶやきつつ、今宵の酒も静かに進んでいく。  


Posted by MU-U at 19:22Comments(2)酒肴

2015年10月18日

天神さん

 秋祭りたけなわってところですか。
 我が家でも鉦の音が聞こえてきますね。
 ああ、秋だ。

 梅干しの種というか、梅の種か、その核の部分を「天神さん」と呼ぶのは、その姿かたちが菅原道真公、すなわち、天神様のお姿に似ていらっしゃるからだとか。



 似てるかな?似てる似てないという設問を超越しているような気もしないではないが……。

 若い頃は、梅干しの種なんて歯でがりっとやったら砕けたのだが、今、それやったら歯の方ががりっといっちゃいそうなので、ペンチで挟んで殻を割りつぶして取り出した。
 小さなしろものです。

 食べると独特の香りと風味があり、そして、梅酢が染みた味わいも何とも言えずに好き。だけど、ひとつ二つ食べるからいいのであって、たくさんほしいとは決して思わない。
 杏仁豆腐に似た味と香り。こう表現する方が簡単か。  


Posted by MU-U at 17:39Comments(2)あれこれ

2015年10月16日

砂ぎも 炒め

 たまに出る古馬場やその界隈では実に親しくお付き合いさせていただいております、砂ぎも
 鶏の第一胃(「胃」でいいのか?」。

 こりっとした歯ごたえと、ほんのわずかにねっとり感ただよう食味が何ともたまらない。筋肉のかたまりゆえに味はあっさりだけど、それは味付け次第で何とでもなる。
 焼鳥屋さんでは必ず頼む。

 とまあ、最近はあの界隈の焼鳥屋さんには、とんと縁がなく、したがって、砂ぎも様とも出会う機会がありやなきやという状態でいたところを、妻が酒の肴とご飯のお菜を兼ねて、砂ぎもを炒めてくれた。



 そういえば、一般的に「ずり」と呼ばれているのを思いだした。いわゆる「砂ずり」ですね。

 地べたのものを何でもかんでも(かどうかは知らんが)食いまくる鶏が、食ったものを人間的に表現すると咀嚼する場所。
 砂が詰まっていて、その砂と飲み込んだ食物を筋肉でぐしゃくしゃやって消化しやすくする、要するに歯のような器官らしい。

 さようなごたくはともかく、美味いものは美味い。したがって、ごちそうさまでした。また、お願いします。  


Posted by MU-U at 20:11Comments(0)酒肴

2015年10月15日

セブンイレブン カニかま

 我が屋の冷蔵庫常備品となりつつある、【セブンイレブン】のプライベートブランドのカニ風味かまぼこ
 仕事から帰って一人飲みはじめるときにパックを開いて、もしゃもしゃやってる。



 こやつを具材にカニすき鍋をやらかしたらどうなるだろうと考えている。  


Posted by MU-U at 18:16Comments(2)酒肴

2015年10月14日

きぬかつぎ

 我が小さな菜園でとれた里芋

 初夏に種芋を植えたのを、ろくに世話もせずに雑草まみれの状態にしていたものだから、他所で見る里芋の葉茎の茂りようと比べると悲しいくらいの状態だったのに、掘ってみると小さな芋がいくつも誕生し成長していた。
 植物の力の偉大さを感じさせられた一幕。

 その偉大さにこたえるために、さっそく茹でて塩振って、酒のアテに。



 きぬかつぎというのは、今まで里芋の種類の名前だと思っていたのだが、小芋の食べ方をいうのらしい。

 茹でたてを皮の付いたまま手に取り、つっと指でつまむと、つるっと中身が出てくる。それを吸い込むがごとく口中へとご招待して、そのねっとりとした触感と新鮮な里芋のほのかな風味を味わう。
 そして、酒を飲む。この幸せ。

 味付けは今さら言うまでもないが、塩少々を皮にまぶすだけに限る。  


Posted by MU-U at 19:25Comments(3)酒肴